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人参の現状
人参は中国東北部、黒竜江省、吉林省、遼寧省、河北省北部、長白山地方の山岳地帯や旧ソ連の沿海州、北朝鮮、韓国の森林の中に自生しています。
現在市場に流通している人参のほとんどは、人工栽培の人参です。中国の栽培地である東北長白山地区では、人参の品質改良に力を入れており、自生地の自然条件と同じ環境で、無化学肥料、無農薬栽培が行われ、世界的に年間使用量の六割が長白山産人参と言われています。
中国の長白山人参は北朝鮮や韓国産の人参と同じ長白山山脈で栽培されているため、昔から朝鮮人参とよばれています
朝鮮人参の成長と収穫
朝鮮人参は多年生の寒冷高山植物です。成長は非常に遅く、収穫まで5、6年間かかり、しかもその半分以上の時間は、マイナス20度以下の雪山の中です。そうして5年経った朝鮮人参が、やっと使用できるものになるのです。5年経った朝鮮人参でなければ、食べた時に、朝鮮人参の機能が十分発揮できないのです。
しかし、産地では、通常6年目のものでないと収穫しません。6年経った朝鮮人参は、人に例えると、40歳の壮年のような感じで、大きさもあり、成分の含有量がたっぷりと充満しています。
9月に入ると、朝鮮人参の産地に行けば、高圧噴水器で、収穫した人参の皮を剥く風景がいたるところで見られるようになります。朝鮮人参の皮を剥かずに乾燥させるときれいにならないためです。
当社は無残留農薬を保証するため、国営の朝鮮人参栽培農場(現地では“参場”といい、長白山地区で、国の大規模な“参場”は4つあります。)から朝鮮人参を購入します。“参場”では、朝鮮人参の皮を剥く作業から、乾燥、箱積みまで、すべて近代化された機械で加工し、許可を取れば見学することもできます。
朝鮮人参の成分と効能
朝鮮人参の主成分はサポニンです。サポニン以外に糖質(主にショ糖)、アミノ酸などが含まれており、朝鮮人参の香気成分としてはメトキシピラジン誘導体や、β-シトステロ−ル、脂肪酸などを含有しています。
その他に、ミネラル(無機質)も多く含まれており、中でもマグネシウムは他の植物の一〇倍以上も多く含まれています。マグネシウムに次いで多いのがカリウムです。一般にサポニンを含む植物はカリウムも多く含んでいますが、朝鮮人参はナトリウムの約一〇倍から二〇倍もの多量のカリウムを含んでいます。
朝鮮人参の選択方法
生干し朝鮮人参(白参とも称す)― 掘ったばかりの新鮮な朝鮮人参をそのまま乾燥させたものを生干し朝鮮人参といいます。
紅参 ― 掘ったばかりの新鮮な朝鮮人参をそのまま蒸して乾燥させたものを紅参といいます。
紅参は、最初に蒸すことによって朝鮮人参の有効成分がほとんど損なわれることがないため、白参に比較してサポニンの含有量が多いのが特徴です。また、澱粉がα化されていますので、煎じた時、有効成分が溶け出しやすいという長所があります。

掘られたばかりの朝鮮人参 |

皮を剥かれ陽光で干される朝鮮人参 |
朝鮮人参の品質といえば、六年根のものが一番よいとされます。ところによっては四年、五年で収穫してしまうこともありますが、四、五年根は六年根と比べると、有効成分のサポニン量が少なく、しかも二十種類のサポニンのバランスも不安定です。ですから、朝鮮人参はなんといっても六年根を選ぶべきでしょう。
朝鮮人参を加工する時は、スライスしたり、刻んだり、粉末にする場合がほとんどです。スライスしたものや、刻んだものは煎じて飲みます。粉にしたものは普通はそのまま召し上がることができます。
朝鮮人参の飲み方法
朝鮮人参を加工するのは、スライスしたり、刻んだり、粉末にしたものがほとんどです。スライスしたものや、刻んだものは煎じて飲みます。一日分は朝鮮人参のカット品五〜一〇グラムが適当です。粉末はそのまま飲みます。
朝鮮人参の煎じ方法
朝鮮人参を適当量とって、それに水を一日分ならコップ1杯半位(500ml位)の量をなべに入れ、沸騰するまでは強火で煎じ、煮立ち始めたら、トロ火にして、その後30分ほど煎じてください。その程度で朝鮮人参中の成分はすっかり溶出してきます。煎じ終わったら、煎じ汁を二回、三回分わけ、少しの時間がおいたら、暖かいうちに一回分を飲み、残りは別のコップに入れ、口にアルミホイルをかぶせ、冷蔵庫に入れて保管してください。飲むたびに温めてから飲むのは普通ですが、冷たいものを飲んでも構いません。朝鮮人参は副作用や刺激性のないものですので、吸収しやすいため、なるべく空腹でお飲みください。
毎日その日の分を煎じして飲むのが理想ですが、面倒であれば、二、三日分を一遍に煎じし、蓋のある容器に入れて冷蔵庫に保管し、飲むたびに温めてからお飲みください。
人参酒の作り方
まず、五〇〇ミリリットルの焼酎をビンに入れ、その中に三〇〜五〇グラムの紅参の切片を入れて、約二週間漬け込みます。切片がふくらむ際に紅参の紅色がぬけて、美しい紅色をした人参酒ができあがります。白参を使った場合は、有効成分の溶出に二〜三ヶ月もかかり、しかも植物特有のくさみがあります。また、朝鮮人参の苦味が気になる人は、大棗一〇個ほど入れてください。大棗の甘味がついてのみやすくなります。
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